marco’s MLB blog

ファンタジーベースボールの解説など。MLBにまつわる雑学をピックアップします。

ファンタジーベースボールの基本

ファンタジーベースボールとは何か?ゲームの流れや基本的なルールを説明します。

ファンタジーベースボールとは?

 実在の野球選手をドラフトして自分だけのチームを作り、所属する選手が残した成績で他チームのオーナーと競い合うゲームです。

 発祥はアメリカMLBですが、最近は日本のプロ野球を対象にファンタジーベースボールをやっている方々もみえるようです。

基本的なゲームの流れ

 MLBのプレシーズンキャンプが行われる2月~3月頃に、参加希望者を集めてリーグを結成します。リーグは参加人数やスコア方式で様々な種類がありますので、自分の好みの設定を選ぶことができます。

 シーズン開幕前にドラフト(Draft)を行い、チームの所属選手を決定します。実在球団の戦力が固まる、3月中旬~下旬がドラフトの最盛期です。ドラフトで指名できる人数は上限がありますが、どのチームにも指名されなかった選手はFAとなり、シーズン中に自由に獲得ができます。

 シーズン中は、選手の好不調や故障発生に応じて、出場選手の交代や所属選手の入れ替えを行い、チームの強化を目指します。レギュラーシーズンが終わる10月初旬に、最も高い成績を残したオーナーが優勝者となります。

基本的なルール

スコアのつけ方

 大きく分けて、シーズンを通した年間の選手成績で順位を決める方式(Roto, Rotisserie)と、1週間など期間を区切って各チームと順番に対戦し、その間の選手成績で勝敗をカウントする方式(Head-to-Head, H2H)の2種類があります。詳細はこちら

 使用する選手成績は、どちらのタイプとも野手、投手5種類ずつの10種類がベースとなります。具体的には、野手成績は得点(R)、本塁打(HR)、打点(RBI)、盗塁(SB)、打率(AVG)の5種類が、投手成績は勝利数(W)、奪三振(SO)、セーブ数(SV)、防御率(ERA)、1イニングあたり被安打+与四球(WHIP)の5種類が多く使われています。

 なお、使用する成績は、リーグ設定で自由に変更が出来ます。ただしあまりにも成績数を増やしすぎると、順位が運に左右されやすくなる欠点があります。

チーム数および選手枠の設定

 通常の1リーグは10~12チームで構成されます。このチーム数もリーグ設定で自由に変更ができます。

 選手枠(Roster)の設定も、リーグの性格を大きく左右します。サイトによって標準の人数が違います。Yahooはドラフトした登録選手23人から野手10人、投手8人が出場できますが、ESPNは登録選手が25人で、野手13人、投手9人が出場となります。チーム数や選手枠が多くなるほど、ドラフトで指名される選手が増えるため、FAに良い選手が残りにくくなります。

 ドラフトできる選手も、リーグによって変わります。普通はMLB30球団の全選手が対象ですが、アメリカン・リーグ(AL)限定、ナショナル・リーグ(NL)限定のリーグもあります。

 

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