Yahooリーグに参加する(8) ロスター編成、選手の入れ替え
ドラフトを終えると、いよいよ半年間のMLBシーズンが始まります。
ここではシーズン中の出場選手交代や、選手の補強・放出について説明します。
選手交代の目的
先発メンバーの交替
シーズン中は、イニングや試合数の制限内でなるべく多くの選手を出場させるため、試合日程や登板予定にあわせてスタメン選手の交替を行います。
Yahooの設定は投手の出場枠が小さいため、毎日の選手交代がほぼ必須になります。投手8人を先発6人+リリーフ2人などで固定すれば交代は不要ですが、Rotoリーグの場合は規定の1,400イニングを達成することが難しくなり、積み上げるタイプの成績カテゴリ(勝利・セーブ・奪三振)で不利になってしまいます。
H2Hリーグの場合は、投手・野手ともに出場制限がないため、1週間で多くの選手を出場させるほど有利になります。
選手の補強および放出
自チームの所属選手が、全員期待通りに活躍していれば、選手を入れ替える必要はありません。しかし長いシーズンでは故障離脱や、怪我やスランプで思ったように活躍できない選手も出てきますので、状況によって選手の補強および放出を行います。
補強のタイミングは、他チームから有力選手が放出された時や、ノーマークの選手が大活躍していたり、トッププロスペクト(大型新人)の昇格やクローザーの交代などが挙げられます。現在の戦力と比較してプラスになると判断すれば、新しい選手を獲得します。
なお、実際のMLBでDL(故障者リスト)に登録されてしまった選手は、通常は2人までチームのDL枠に入れることが可能です。DLから復帰するまでの期間は、空いた選手枠を活用して代わりの選手を獲得することができます。
選手交代の方法
出場登録選手リストのことを、MLBでは「Roster(ロスター)」と呼びます。Yahooのロスターは標準で1チーム23人です。ロスターの変更を行う方法について説明します。
ロスター変更画面の説明
- 下の画面でロスターの変更を行います。
1. どの日の出場選手を変更するか選択します。ただし、選手の追加・放出については操作後すぐに実行されます。
2. 表示する成績の内容を切り替えます。
3. 選手の入れ替えに使用するボタンです。
Add Player | FAの選手を獲得します。選手枠が満員の場合は、同時に選手を1人放出しなければなりません。 |
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Drop Player | 自チームの選手を放出します。 |
Create Trade | 他チームのオーナーにトレードを提案します。 |
Swap Inactive Players | おそらく、当日の出場予定がない選手を一括で交代する機能と思われます。 |
Compare My Team | 自チームの選手とFAの選手を比較します。 |
4. 所属する選手のリストです。左端がポジションを示します。
Pos | 登録するポジションです。BN(ベンチ)とDL(故障者リスト)に登録された選手は、試合に出場しても成績がカウントされません。 |
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Opp | 当日の対戦チーム(Opponent)です。 |
Status | 当日の先発出場、控えなどの情報が表示されます。 |
Pre-Season | 開幕前のYahoo選手ランキングにおける順位です。 |
% Started | Yahoo全リーグのうち、何%で先発メンバーに登録されているかを示します。 |
先発メンバーの設定
先発メンバーの設定は、リストの選手を入れ替えることで行います。操作方法は簡単です。
- 選手リストから入れ替えたい選手をクリックします。
- 移動できるポジションは、緑色で表示されます。この場合はSS、Util、BNに移動が可能です。
- 先発メンバーが確定したら、画面の一番下にある「Save Changes」をクリックして変更内容を保存します。
選手の獲得および放出
ロスター設定ページの「Add Player」をクリックすると、FA選手の獲得が出来ます。
- 「Add Player」をクリックします。
- 選手リストが表示されますので、獲得したい選手の「+」マークをクリックします。
- 選手枠に空きが無い場合は、代わりに放出する選手を一人選びます。
- 内容を確認して、OKであれば「Add(選手名), Drop(選手名)」ボタンをクリックします。
注意事項:
- DL入りした選手の代わりを獲得したいときは、まずDL入りした選手をDL枠に入れて、ロスターを空けておきます。
- 選手の変更が反映されるのは、翌日の試合からとなります。
- 放出した選手はウェイバー(Waiver)に登録され、3日間はどのチームも獲得できません。
- 獲得した選手は、当日中であればDropしてもWaiverに登録されません。つまり、最初の放出はやり直しがききませんが、獲得については取り直しが可能です。ただし、同じ選手を獲得できるのは1日2回までです。
- Waiverにいる選手を獲得したいときは、「+」ボタンを押すことで獲得予約ができます。自分よりWaiver順位が高い人が予約(獲得権の行使)をしていなければ、3日間のWaiver期間が終わった時点でただちに選手を獲得できます。一度Waiverから選手を獲得すると、自分のWaiver優先順位は最下位になります。
- Waiverの優先順位を下げたくないときは、Waiver期間が終わり選手がFAになってから獲得します。ただし、他のオーナーに取られてしまう可能性は高くなります。
トレード
ロスター設定ページの「Create Trade」をクリックすると、他チームにトレードを提案できます。
- 「Create Trade」をクリックします。
- 名前や所属チーム、ポジションから欲しい選手を探します。交換する選手にチェックマークを入れて「Propose Trade」を押すとトレードのオファーを出します。
トレードは、お互いの利害が一致しないとなかなか成立しません。特に野手は調子の波が出やすく、シーズン前半にスランプに陥っていた選手がオールスター後に絶好調となるケースもあれば、その逆もあります。うまく使って戦力を強化しましょう。
試合数、イニング数の管理
- ロスター編集画面の一番下に、出場試合数を確認できる表があります。
Rotoリーグの標準設定では、野手は各ポジション162試合、投手は合計1,400イニングが最大です。リミットを超えると、各ポジションの成績はカウントされなくなります。
メジャーの場合、野手で162試合をフル出場する選手は基本的にいません。試合が無い日はベンチの選手と交代させて、前倒しで試合数を稼ぐことをお勧めします。投手は先発の場合で年間に160~240イニング、リリーフの場合は50~70イニングが標準的です。こちらも最後に不足しないように、前倒しで投球回を稼いでおきましょう。
まとめ
駆け足になってしまいましたが、ロスターの設定方法について説明しました。様々な機能がありますので、気になるキーワードがあればクリックして内容を確認してみて下さい。
以上で、Yahooリーグの基本的な参加方法の説明は終了です。最後に、Fantasy Baseballの参加にあたって心がけてほしい、3つのことを説明します。
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