marco’s MLB blog

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Yahooリーグに参加する(7) ドラフト本番

ドラフト本番の心構えや、基本的な戦略について解説します。操作画面や、基本的な流れはモックドラフトと同じですので、こちらの記事を参照して下さい。

ドラフトの心構え

ドラフトは長期戦

 ドラフト本番はほとんどのオーナーがライブで参加しますので、終了まで2時間近くかかります。途中で中座しなくて良いように、時間に余裕のある日程を選びましょう。

事前設定を忘れない

 ドラフトリストが正しく設定できているか確認しましょう。また、リストの編集はドラフトの1時間前が締切りとなります。締切りを過ぎると保存が出来ないので、直前まで編集する場合は、うっかり保存忘れがないように気をつけて下さい。

指名順が回ってきたら

 指名時間の30秒は、少し考え事をしていると、あっという間に無くなってしまいます。直前のピックで希望の選手を取られて、頭が真っ白になってしまうこともしばしばです。次の指名順ではどんなポジションを補強するか、そしてどの選手が候補になるのか、自分の順番が回ってくるまでにしっかり整理しておきましょう。

指名の順番による違い

 最初と最後の順番は、必ず2人続けて指名できるので、戦略的な補強ができる点では有利といえます。しかし、一度指名すると次のピックまでしばらく順番が回ってこないため、指名できる選手が大きく入れ替わってしまいます。ポジションや選手成績の配分を考えながら、先手を打った補強を行うことが、強いチームを作るポイントです。一方で、真ん中に近い順番なら、状況を見ながら余裕を持ってドラフトができます。

チーム編成のコツ

ポジションの偏りに注意する

 野手の場合、外野手以外の選手は各チームに1人だけです。UTを含めても、最大で3人しか出場できません。同じポジションの選手に偏ったチーム編成になっていないか、確認しながらドラフトを行いましょう。

選手層が厚いポジションの戦略

 外野手や一塁手は高レベルの成績を残す選手が多く、チームを牽引する活躍が期待できます。上記とは逆のアドバイスになりますが、野手はUTが使えるので、これらのポジションで強力な選手が残っている場合は、重複を無視して積極的に獲得することをお勧めします。

選手層が薄いポジションの戦略

 捕手や遊撃手などのポジションは選手層が薄く、特定のエリート選手を除くと、その他の選手は予想成績にあまり差がありません。そのため好成績が見込まれる選手は、他チームに大きな差をつけられるためプレミアがつきます。逆に、これらのポジションで上位選手を獲得できなかった場合は、他のポジションの強化を優先して、あえて指名を後回しにする戦略も有効です。

投手の戦略

 投手は先発を6~7人、リリーフを3~4人指名するのが標準的です。先発投手はイニング数が多いため、チームの投手成績を大きく左右します。ADPでは、だいたい12番目の選手が4巡目、24番目が8巡目、36番目が11巡目、48番目が14巡目までに指名されています。先発3~4番手まではなるべく強力な選手を揃えて、チーム成績の底上げを図りたいところです。なお、Rotoリーグは1チームで最大1,400イニングと決まっているため、先発投手が多過ぎるとシーズン途中で上限になってしまいます。

 リリーフ投手については、セーブが稼げるクローザーは30人しかいないので、各チームに2~3人となります。クローザーはシーズン中にチーム内の役割が変わると、セーブがつかなくなるため、絶対的な守護神の役割を確立している選手が有利です。残りのリリーフ投手は、セーブや勝利数で貢献できそうな優秀なセットアッパーを入れておきます。

野手と投手のバランス

 オーナーの好みによって、指名する選手のタイプは大きく変わります。HRを量産する強打者揃いのチーム、盗塁の多いスピードスターが揃ったチーム、絶対的な投手力を誇るチームなど、様々なチームカラーが出てきます。あるいは、応援している球団や選手は外せないというケースもあるでしょう。

 リーグ優勝を目指すなら、Rotoリーグで12チーム・10カテゴリの場合は、スコア90点以上が目安になると思います。つまり、全カテゴリの平均が4位以上であれば良いことになります。例えば野手部門ですべて1位を取っても、投手部門がすべて12位ならスコアは66点ですので、投手か野手のいずれかを完全に諦める選手構成では上位進出は難しくなります。どちらかを重視する場合も、ある程度はバランスを保つことが強いチームを作るポイントです。

特定のカテゴリを捨てる戦略

 バランスの良いチーム作りを目指すと、他のオーナーと差をつけることが難しくなります。そこで、盗塁やセーブなど特定のカテゴリを捨てて、その他の強化に専念する戦略もあります。捨てたカテゴリをシーズン中に挽回することは難しくなりますので、いかに他のカテゴリを充実させるかがポイントとなります。下記にいくつか代表的なパターンを挙げておきます。

  • 良く見かけるのが、他の成績と関連が薄い、盗塁やセーブを完全に捨ててしまうパターンです。1カテゴリで不利になっても、他の9項目で挽回できれば良いという考えです。
  • 野手で打率が高い選手を捨てて、本塁打と盗塁が多く狙える選手を集めるケースがあります。例としてはツインズのDozierや、ドジャースのPetersonのような選手を優先的に指名していきます。打率を重視するオーナーに低く評価される選手を集めて、他のカテゴリで圧倒的な成績を残そうという狙いのようです。

まとめ

 以上がドラフトの説明となります。ドラフトは短い時間の中で判断が求められますので、事前に色々戦略を練っていても、ちょっとした見落としやミスで選択を誤ることもあります。失敗しても気持ちを切り替えて、最善を尽くすことを心がけましょう。

 ドラフトが終われば、いよいよシーズン開幕です。次のページでは、シーズン中の先発メンバー交代や、選手補強の方法について説明します。

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